図書館で借りて読了。
概要としては、アメリカのジャーナリストのミッチ・アルボムによって書かれたノンフィクションである。
余命を宣告された大学生の頃の恩師であるモリー・シュワルツ教授が、死を前にして、毎週火曜日に行う最後の授業を記録したもの。
テーマは愛、容認、コミュニケーション、価値、老い、生と死について。
アメリカの自己啓発本の中に「当然、みんな知ってるよね?」みたいなノリで出てきて気になり、図書館で借りました。
アメリカでは駅の売店で持ち歩きやすいポケットサイズで売っているそうで、移動時間や待ち時間にサクッと読めるらしい。
やぎ氏も読み始めてから、一気に最後まで読み進めてしまうくらい不思議な本でした。
以後、お馴染みのやぎ氏が気に入ったり、引き込まれた部分を抜粋して紹介します。
①人生に意味を与える道は、人を愛すること、自分の周囲の社会のため尽くすこと、自分に目的と意味を与えてくれるものを創り出すこと。
これはモリー・シュワルツ教授が『家族』など自分に取って本当に大切なものを蔑ろして、仕事などに人生を費やす人に対しての言葉
②「誰もいずれ死ぬことをほんとうに信じていない。死に直面すれば、よけいなものをはぎとって、かんじんなものに注意を集中するようになる。いかに死ぬかを学べば、いかに生きるかも学べる。」
③最後はモリー・シュワルツ教授が社会学の学者として、精神病患者を観察し、その治療を記録していたときのエピソード
「患者の1人、その中年の女性は、毎日自分の部屋から出てタイルの床にうつぶせに何時間も寝る。医者も看護師もそれをよけて通っている。(注意しても同じことを繰り返すため)毎日、その患者は同じことをやっている。朝、部屋を出て、床に寝る。誰にも話しかけず、誰からも無視される。」
モリー先生は彼女が寝ている床に座り、そばに寝てみたりして、しばらく同じ時間を過ごす。そして、とうとう部屋に戻らせることに成功する。
モリー先生にはわかった。彼女がいちばん望んでいたのは、多くの人々と同じ『誰かに自分がそこにいることを認めてほしかったのだった。』
③については思わず付箋を貼って記録したいと思いました。
あとモリー先生はGive and Giveの人間として有名で、選択している訳ではないが、最近そんな本ばかり読んでいる。二宮金次郎さんの伝記とか。共通しているのは時代や国を問わず『与える人』は本人が望む望まないを別にしても成功してしまう人格者であるということ。
完

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