まず適応障害とはストレス性障害と言われている通り個人的な不幸(入院や借金)や職場(上司のパワハラやセクハラ)によるストレスにより発生する疾患である。
もし自分(あの人)適応障害では?と少しでも感じているのなら今後の判断の参考にしてください。
まず私が精神科のお医者さんから言われた事で特に印象に残っているのは「適応障害はストレスの元から離れない限り絶対に治りません。ただ離れる事ができたらすぐに治ります。」という言葉です。
しかしそんな簡単に行かないという事は私自身、経験者であるのでよくわかります。例えば職場で上司と合わないとは言っても、新しい仕事が見つかるとは限らないし、家族がいれば尚更に逃げる訳にはいかないでしょう。
私も適応障害と診断され、閑職への移動を打診された時に拒否しました。結婚したばかりで年収を100万以上失うことになるし、パワハラ上司から逃げることが嫌だったし、何よ自分が精神病だと認めたくなかったからです。
ですが本人の意思とは違って身体は正直です。私は半年間に渡り慢性的な下痢・胃痛・頭痛に悩まされ、元々痩せ型であったにも関わらず7㌔減量していました。
そんな時にお医者さんに「いつ体調を崩すかわからない人が同じ職場にいるのは迷惑だと思います。」さらに「仕事の穴は他の人がすぐに埋めるけど、奥さんにとって夫はあなた1人だけですよ。」と言われ私は救われました。
私は新人研修時代に「何があっても自分からギブアップはしない」と心に誓っており。その誓いが自分自身を苦しめていました。上記の言葉により同僚や家族のためという『言い訳』を手にする事が出来た私は全身から重りが取れた気分でした。
こうして私は忙しい代わりに大変やり甲斐のある部署とパワハラ上司から逃亡することになりました。適応障害の症状にも色々ありますが、最も恐ろしいのは心が弱くなることです。
私は幸運にも義理の両親や義兄、義姉がみなこの病気に理解のある方々で、何より妻に支えられていました。現在の部署の仕事は自分のペースで忙しくて帰れないなんて事もなく、長期出張もありません。妻の美味しい料理を毎日食べ、余暇にはランニングや筋トレを行い精神的・体力的にも回復しました。
最後に理解者もなく1人でこの病気と戦い苦しんでいる人がいたら逃げてください。世間では逃げる事にネガティブな印象を持ってる人がいますが、動物界で危険なものからすぐに逃げないのは人間だけです!
リス『そやで。』
シカ『そやで。』
ウサギ『そやで。』
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