やぎ氏、人生で始めて手術台で横たわりました···。あの布団みたいなヤツ、電気毛布なんですね。暖かかった···。
と言いつつ大した事はありません。
粉瘤(アテローム)の摘出手術です。
粉瘤とは皮膚の内側に袋状の構造物ができてしまい、本来であれば剥がれ落ちるはずの角質や皮脂油が溜まり腫瘍化してしまう事です。顔や肩、背中などにできやすい傾向にあるそうです。
良性の腫瘍らしいですが、年月の経過と共に悪性腫瘍(がん)に変化した例もあるそうです。
やぎ氏も肩や背中なら放おっておいたかもしれませんが、場所が右頬ということで、周りの人の視線を感じる事もあり、みっともないので手術する事にしました。
直径2センチメートル以下の粉瘤とは言いつつ、局所麻酔を使用した後にメスで切るという普通の手術のため。親族の同意書が必要となり、例の服を着させられ手術台を始めて見たとき、少し緊張しました。
看護師さんが2人と、手術を執り行ってくれる女医さんに明らかにリラックスさせる目的の話題を振られ余計に緊張したのを覚えています。ちなみに全員美人でした。
チクチクチクと5か所ほど麻酔を打たれ(結果的に麻酔が1番痛かった)、顔に布を覆われ手術が始まりました。
手術室には自分の心音と、先生の趣味?のアニメの曲のようなものが流れていました。
メスで自分の頬を切られているときは、痛いという感覚はないですが、ずぅーと遠くの柱の陰から『痛み君』みたいなヤツが自分を覗いてる感じだなと、とにかく不快な感覚で手術中はそんな変な事を考えていました。
縫合が終わり、頭に被っていた帽子が血に染まっているのを見たときに手術というモノを実感しました。
手術法は皮膚、皮下腫瘍摘出術、右頬の直径2センチメートル未満で合計33,500円也、自己負担額は10,050円です。
1週間後に抜糸して、
やぎ氏は『巨大なボウズのオジサン』
から
『顔に縫い傷のある、巨大なボウズのオジサン』に進化しました。
さらに親しみやすいオジサンになったと思います。職場の同僚たちも『ハロウィンの準備にしては早くない?』と冗談を言ってくれました。
サムライ達は顔面の傷を『向こう傷』と言い、身体の正面にある傷はめでたい事とされていました。つまりやぎ氏もめでたい?
なんてワーワー言ってますが、傷はほとんど目立ちません。
皆さんも肩や背中で目立たない粉瘤だとしても、摘出を検討してみてください。安いし、すぐ終わりますから。
やぎ氏もアレが『がん』になったらきっと後悔したと思います。
完
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